祈り


彼女は ただ祈る
何を、かは 彼女のみ知る
誰にも干渉できない その祈り

その祈りはやがて
世界の果てへと届く
その祈りを知ったモノは
しかしながら 驚愕した

この世界を、早く滅ぼして
この理不尽な世界を できるだけ早く
そして新しい
この世界の欠点を補うような世界を
私に、ちょうだい

祈りを知ったモノは ただ驚く
だが、何もしない

───この世界は すぐに滅びる事を、
            しっていたから───


(C)Echigawa karasu 2008